世の中のギャンブルには、ペイアウト率や控除率、払い戻し率と呼ばれるものがあるのはご存知でしょうか?
ギャンブルに関連する、これらの言葉は様々です。並べてみます。
- 控除率
- 払戻率
- 還元率
- 配当率
- 期待値
- ペイアウト率
知らないと損をする?正確な数字は?
ギャンブルを始めて間もない人間は、この「控除率」や「払戻率、還元率、配当率、期待値、ペイアウト率」の存在を知らずに、一心不乱にギャンブルをします。
反対に現実のカジノやオンラインカジノで遊ぶくらいのギャンブラーは、正確な意味を理解している方が多いと思います。ギャンブルをひとつのゲームとして楽しむだけなら、控除率などは深く理解しなくても問題はありません。
カジノのゲームの場合は、ゲームの種類によって数字が異なります。この割合の計算は未来永劫に正確な数字が出るものではありません。
「○○率」は簡単に言うと客と胴元の割合
これらの「○○率」は、分かりやすく言うと、ギャンブルを主催する胴元がいくらの金額をお客様から頂いて運営しているか、その客と胴元の割合になります。
「控除率」などは聞いただけでも意味不明ですが、こう考えると簡単ですね。
10,000円があったとしたらどうなる?
それでは、10,000円があった場合で各ギャンブルを比較します。代表的なギャンブルを例に、先にグラフを作ってみました。グラフは左側が顧客側の利益で右側が胴元の利益になります。
宝籤はギャンブルですが論外?♂️
宝籤も広義ではギャンブルだと言われています。上のグラフを見ると、宝籤は顧客が出した金額の半分を運営費用として徴収しています。当たり籤が少ないということです。
ここで日本の地下鉄やJR構内などで見かける宝くじの広告写真を思い出してください。テレビや街角などで、宝籤の当たりを煽るCMや広告を頻繁に見たことがあると思います。
(写真出典:Google)
しかし、これらは甚だしい誇大広告です。宝くじの控除率の割合を知っている現実的な思考の人間は、間違っても宝籤に投資して儲けようなどとは思っていません。
宝籤はそれだけ当たらないギャンブルなのです。
当たる確率どころか、宝籤を発行している胴元は「○○ジャンボ宝籤」と称して「夢」を売るしかないのです。宝籤の収益のほとんどは、国の財源になります。
(出典:全国市町村振興協会)
宝籤の配当率をわかりやすく例えると?
10,000円分の宝籤を100人が購入したとします。あなたも10,000円分の年末ジャンボ宝くじを買いました。年末12月31日になり、抽選発表がありました。ここで問題です。
Q.10,000円の幾らが戻って来るでしょうか?
A. 5,070 円
そうです。上のグラフにあるように、当選者には宝くじ売り上げ全体の50.7%しか購入者に払い戻しされないのです。10,000を出して生涯に亘って宝籤を買い続けたとしても、50.7%(5,070円)しか手元に戻ってこない計算になるのです。あとは限りなく低い確率ですが、「運」が試されます。
パチンコや競馬はどうなるのか?
では、パチンコや競馬の場合はどうでしょうか?
パチンコの配当は概ね80%、競馬は70%程度と言われています。そう考えると「パチンコはプロが存在するから違う、攻略法がある」と考えてしまうかもしれません。しかし、それはごく一部の人間のことで誤差にも値しません。
どんなにパチンコ・スロットで勝った日があっても、どんなに負けた日があっても、パチンコ屋は、お客様が遊んだ金額の20%を頂いて経営を行っているのです。
競馬は30%を頂いて運営しています。つまり、それだけ経費のかかる賭博場なのです。真実を知ってしまいショックだったかもしれません。
パチスロ・競馬の楽しみと現実を比較しながら考えよう
もちろん、パチスロ・競馬にもそれぞれ楽しみがあり、面白さもあります。しかし、金銭的な現実を考えると、ユーザー側が圧倒的に不利なのは言うまでもありません。
負けず嫌いな人は、「それは信じられない」と思うかもしれません。
では仮に、アラブの石油王がパチンコが勝てるギャンブルだとして目を付けたならばどうでしょう?
パチンコ屋に設置してある台の分だけ人間を集めました。その人間たちにお金を持たせてパチンコ台を一日中打たせてみます。
店が閉店になる時刻になり、それぞれが帰るころには石油王が投資していた金額は、綺麗に20%は無くなっているのです。勝った人間も負けた人間も含めて、全員の手持ちのお金を合わせるとそうなります。
オンラインカジノも含めてカジノの場合は、約97%はプレイヤーに還元できるのです。これは世界にはオンラインカジノのユーザーが多くいて、金持ちがカジノで遊んでいるからです。
また、オンラインカジノの場合は店舗や土地が無く、人件費も含めて運営の為の諸経費がほとんどかかりません。プレイヤーに最も多く配当を出すことができるコスパの良いギャンブルがオンラインカジノなのです。
控除率や配当率の数字だけで見ると、カジノが最も勝ちやすいギャンブルであるのが結論です。これは正論であり、昔から知られていることです。
ギャンブルもインターネットと共存するのか?
近年、インターネットの普及によって、ギャンブルまでもがスマホ対応になってきています。パチンコ屋に行かなくても、家でスマホを操作してスロットが出来る時代です。
その事実を知らずに、わざわざパチンコやスロット、競馬場に行って投資を続けるのは損失でしかありません。
己の人生が終わるときを考えてみてください。機械制御されて初めから20%は投資額を胴元に回収されてしまう。そんなギャンブルで遊び続けてしまったことに対して、深く後悔するのではないでしょうか?
世界にはパチンコ、スロット、競馬以外にも楽しめるギャンブルがたくさんあります。視野を広くして新しいギャンブルの世界を見に行ってみてはどうでしょう?
オンラインカジノは、生身の人間がライブのディーラーとしてゲームを進行しているテーブルゲームがあります。イカサマはできません。
還元率の高いカジノの世界を知ってしまうと、日本のギャンブルには興味がなくなってしまうでしょう。
結局法に触れるの?触れないの?
syamu_game さん
起訴できません。特にビットコインカジノなどでは、最近はイーサリアムも取り入れているので、まず日本の法律で裁くことは無理ですね。